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過蓋咬合と顔貌と横顔の特徴ー 見た目と機能に与える影響とは?

過蓋咬合(かがいこうごう)とは、上下の歯をかみ合わせたときに、上の前歯が下の前歯を過度に覆ってしまう状態を指します。専門的には「ディープバイト」とも呼ばれ、矯正治療においても比較的よく見られる不正咬合の一つです。

過蓋咬合は、単に歯並びやかみ合わせの問題にとどまらず、顔貌にも大きな影響を及ぼすことがあります。今回は、この「顔貌と横顔の変化」に注目して、過蓋咬合の特徴と矯正治療による変化についてご紹介します。

過蓋咬合の顔貌と横顔:どのように見えるか?

過蓋咬合の方の顔貌と横顔には、以下のような特徴が見られることがあります:

過蓋咬合の患者さんは、かみ合わせが深いために顎が圧縮されて見えることがあります。その結果、鼻の下から顎先までの距離(下顔面高)が短くなる傾向があります。

1. 下顔面高が小さい


過蓋咬合の患者さんは、かみ合わせが深いために顎が圧縮されて見えることがあります。その結果、鼻の下から顎先までの距離(下顔面高)が短くなる傾向があります。

2. 顎が引っ込んで見える

深いかみ合わせによって下顎が自由に前に出にくくなるため、下顎が小さく、後退して見えることがあります。

3. 唇のバランスの乱れ

上の前歯が下の歯を大きく覆っているため、上唇が前に出て、下唇が引っ込んで見えることもあります。

4.エラの発達

噛み合わせが深いと、噛む力が強くなる傾向にあります。そのため、咬筋が発達し、下顎角(エラ)が発達した輪郭になることがあります。

機能面での問題点

横顔の審美的な問題だけでなく、過蓋咬合は以下のような機能的な問題も引き起こす可能性があります:

 • 顎関節症(顎の痛み、開口障害、クリック音など)※矯正で治らないケースもございます。

 • 歯の過度な摩耗や破折

矯正治療による顔貌と横顔の改善

矯正治療では、歯の位置だけでなく顎の位置や咬合平面の調整も行うため、顔のバランスが大きく改善されることが期待できます。特に以下のような変化が見込まれます:

• 下顔面高が適正になり、顔全体のバランスが整う

• 唇の位置が整い、口元の印象が自然に

蒲田ハピネス矯正歯科での、治療と横顔のシミュレーション

治療について

治療の方法は、ワイヤー矯正、マウスピース矯正、成長期の患者様の場合は、必要に応じて顎の成長誘導を行うことなどがあります。

患者様一人一人に適した装置で治療を行いますので、どのように治療を進めるか、治療の計画が重要になります。

検査をし、治療方針の説明にご納得いただいた上で治療を開始していきます。

横顔のシミュレーションについて

過蓋咬合の顔貌の特徴を説明しましたが、「下顔面高が小さい」ことや、「下顎が小さい引っ込んで見える」ことは、人によっては好ましいと感じられる場合があります。

治療後にどのような顔貌になるのか不安、という方には、横顔のシミュレーションを用いた方がイメージしやすい可能性がございます。

当院では、患者様ご本人のお顔の写真を用いたシミュレーションが可能です。

ご質問、ご不明点がございましたら、蒲田ハピネス矯正歯科にお問い合わせください。